香港国際発→東京行き飛行機・格安航空券・LCC

香港から東京行き ルートの基本情報

香港はアジアのなかでも屈指の観光都市であると同時に、世界の金融センターとしても発展しています。香港－東京線は年間を通して需要の高い路線で、羽田・成田空港からは国内主要都市への乗り継ぎも便利です。フルサービスキャリアとLCCが定期便を開設し、格安航空券も利用できます。

香港－東京 直行便を就航する主な航空会社・LCC

羽田発－香港行き　JAL (日本航空) ・ANA (全日空) ・キャセイパシフィック航空・キャセイドラゴン航空 (香港ドラゴン航空) ・香港エクスプレス (HK Express)

成田発－香港行き　JAL (日本航空) ・ANA (全日空) ・キャセイパシフィック航空・香港航空・香港エクスプレス (HK Express) ・ジェットスタージャパン
※バニラエアはピーチとの統合により、2019年5月末をもって成田－香港線の運航を終了。

JAL・ANA・キャセイパシフィック航空の3社は、スカイトラックス (Skytrax) の格付けで世界最高評価の5スターエアラインを獲得。キャビンの快適性・機内サービス・空港ラウンジ施設などで利用者からの満足度が高く、人気の航空会社です。キャセイドラゴン航空はキャセイパシフィック航空傘下にあるリージョナルエアラインで、アジアの主要都市に路線を開設しています。香港エクスプレスは2013年より運航を開始した香港で唯一のLCCです。キャセイパシフィック航空の子会社になることが決定し、キャセイグループ全体での路線ネットワークの拡充による利便性の向上に期待が寄せられています。香港航空は中国やアジアを中心に定期便を開設し、定時運航率が高い航空会社です。成田－香港線ではジェットスタージャパンとバニラエア (ピーチ) も定期便を開設し、格安航空券の利用機会が広がりました。

定期便の便数

羽田発－香港行き　JAL (日本航空) ：1便、ANA (全日空) ：2便、キャセイパシフィック航空：2便、キャセイドラゴン航空 (香港ドラゴン航空) ：1便、香港エクスプレス (HK Express) ：2便
※便数は1日の運航便数

成田発－香港行き　JAL (日本航空) ：1便、ANA (全日空) ：2便、キャセイパシフィック航空：5便、香港航空：3便、香港エクスプレス (HK Express) ：4便、ジェットスタージャパン：1便
※便数は1日の運航便数

JALとキャセイパシフィック航空はワンワールド (oneworld) に加盟し、相互にコードシェア提携をしています。羽田空港と成田空港はマルチエアポートとして設定され、空港の相互利用が認められているので成田－香港、香港－羽田といった往復旅程も可能です。

直行便以外のアクセスルート

香港から東京までは直行便を利用するのが一般的です。関西国際空港・福岡空港・鹿児島空港などで羽田または成田行きの国内線に乗り継ぐこともできますが、乗り継ぎ待ち時間も含めると6～7時間以上かかります。直行便は4時間ほどのフライトなので、時間が有効に活用できるだけでなく移動の負担が少なく便利です。割引率の高い運賃を利用したり、LCCのフライトを選択することによってリーズナブルな航空券を利用できるので、直行便のほうが経済的で便利です。

路線の概要・メリット

香港発－東京行き航空券の相場
大型連休や夏休みは旅行需要が増えるので相場が高くなり、シーズナリティによる価格変動があります。LCCの場合は最安で往復25,000円以下の格安航空券も利用可能です。フルサービスキャリアはLCCより3割ほど相場が高いものの、エコノミークラスの往復航空券は38,000～43,000円台が相場になります。

路線の特徴
香港は日本からも比較的近く時差も少ないので、年間を通して旅行・ビジネスともに一定の需要があります。羽田空港は都心部に近いことから出張で利用する人が多く、ビジネスクラスも人気。香港－成田線はLCC2社が定期便を開設し、格安航空券を利用しやすいので旅行客の割合が多いのが特徴です。

発着空港の概要

香港国際空港
香港国際空港は世界的にみても規模の大きな空港で、アジアにおけるハブ空港としても機能しています。キャセイパシフィック航空・キャセイドラゴン航空・香港航空・香港エクスプレスは香港国際空港を拠点にグローバルな路線ネットワークを構築。空港には世界各国から180社以上もの航空会社が就航し、世界220都市へのアクセスが可能です。2018年の旅客数は7,470万人を超え、空港は2つのターミナルから成り立っています。ターミナル2にはLCCのチェックインカウンターがあり、大型のショッピングモールや飛行機の博物館などのアミューズメント施設も開設されているので、出発前や乗り継ぎ待ち時間も楽しみながら過ごせます。空港内のレストランやカフェは100以上もの店舗があり、免税店や雑貨店などのショップも充実。出発前にカフェや飲茶が楽しめるお店で気分転換をはかることもできます。

羽田空港・成田空港
羽田空港と成田空港は国内でも最大規模の空港で、国内・海外の主要都市と東京を結ぶ路線が発着し、両空港ともに過密なダイヤが組まれています。羽田空港は24時間運用で国際線は深夜・早朝便も多数発着。羽田空港は施設の機能性や利便性に優れ、スカイトラックス (Skytrax) の格付けで5スターエアポートを獲得しました。第2ターミナルの一部は国内線・国際線共用化が進められています。国際線ターミナルは江戸の町なみをモチーフにしたアーケード街もあり、江戸当時の日本橋を半分のサイズで再現した「はねだ日本橋」は旅行客から人気のスポットです。成田空港は開港後初めて運用時間の延長が決定。今後は人気路線の増便や新規路線の就航が見込まれています。LCCの就航が多いのが特徴で、国際線旅客便の約2割はLCCのフライトです。第3ターミナルはLCC専用ターミナルで陸上競技のトラックをモチーフにしたデザインが話題になりました。今後は顔認証システムによる搭乗手続きが導入され、混雑の緩和やセキュリティも強化される予定です。

市内中心部－空港間のアクセス方法

香港国際空港
香港国際空港は九龍半島から約23kmのランタオ島沖・チェクラップコク島に建設されました。市内中心部からの主な交通手段はエアポートエクスプレス (機場快線) ・エアポートバス・タクシーです。エアポートエクスプレスは香港駅 (香港島中環) ・九龍駅・青衣駅 (新界ニュータウン) から乗車可能で、始発の香港駅から空港まで約25分で到着します。10～15分おきに運行しているので便利です。エアポートバスは香港島・九龍地区の主要スポットから空港まで運行しています。A系統・E系統 (空港周辺) ・N系統 (深夜運行) の3系統あり、A系統は観光スポットや主要ホテル付近からも乗車可能。時間帯によっては渋滞と重なるため、時間に制約がある場合はエアポートエクスプレス (機場快線) のほうが時間に確実で安心です。

羽田空港・成田空港
羽田空港と成田空港は都心部や首都圏各地へのアクセス手段が多く、交通利便性の高い空港です。羽田空港は空港ターミナルと東京モノレール・京浜急行の乗り場が直結し、浜松町駅や品川駅まで30分ほどで到着。品川駅では東海道新幹線やJRにもスムーズに乗り換えられます。成田空港も第1・第2ターミナルの地下にJRと京成電鉄の乗り場があり、JR成田エクスプレスなら東京駅まで最短50分、京成スカイライナーなら上野駅まで最短41分でアクセス可能です。また、羽田・成田空港とも空港リムジンバスの路線が充実し、都内の主要ホテルやターミナル駅まで運行しています。東京ディズニーリゾートやお台場、横浜・幕張の国際会議場方面への路線も開設されているので、レジャーやイベントにも参加できます。

(2019年5月時点の情報)