名古屋発→福岡行き飛行機・格安航空券・LCC

名古屋 (愛知) から福岡へのフライト概要

名古屋近辺には空港が２つあります。そのひとつが2005年の愛知万博前に開港した中部国際空港、通称セントレアです。現在は国内線・国際線とも中部国際空港が中心となり、一部の国内線のみがもうひとつの空港、名古屋小牧空港に残っています。一方福岡空港は、各航空会社において大都市圏拠点空港に次ぐ主要地域拠点空港と位置づけられています。名古屋から福岡 博多までの距離は611kmで、直行便のある航空会社は7社。名古屋発 - 福岡行き飛行機の平均所要時間は1時間20分となっています。名古屋-福岡行きの便は1週間に176便で、現在はスターフライヤー、ANA (全日空)、IBEXエアラインズ、ジェットスターが8～20時台で12便をコンスタントに運航しています。

名古屋 (愛知) - 福岡空港 (FUK) を就航する主な航空会社・LCC

名古屋から福岡空港行き便では、スカイスキャナーで以下のエアラインが多く利用されています。

ANA (全日空) ・スターフライヤー・アイベックスエアラインズ (IBEX) ・ジェットスタージャパン

ANAは便によって運航機材が異なり、朝と夜のフライトは小型ジェット機が運航。プレミアムクラスが設定されているフライトもあります。スターフライヤーは全席レザーシートで座席にゆとりをもたせてあります。座席にはUSBポートやコンセントがセットされているので、スマートフォンの充電もできます。アイベックスエアラインズ (IBEX) はボンバルディアCRJ機による運航。IBEXは日本でこの機材を運航している唯一の航空会社です。
中部国際 (セントレア) 空港はジェットスタージャパンの拠点空港のひとつで、2013年より福岡－名古屋線を就航しています。平日のフライトは片道5,000円以下の運賃もあり、格安航空券を利用できるので人気があります。日帰りの出張や週末旅行など利用目的や旅行のスタイルによって、事前座席指定や受託手荷物許容量などのサービスをチョイスできます。

小牧空港 (NKM) －福岡空港 (FUK) まで直行便を就航する主な航空会社・LCC

フジドリームエアラインズ (FDA)

フジドリームエアラインズは静岡空港を拠点とする地域航空会社として、2009年から定期便の運航を開始しました。小牧空港からは国内線9路線にネットワークを展開し、名古屋－福岡線は1日5便を運航。保有機材12機は1機ずつ機体カラーが異なり、搭乗するたびに何色の機体になるかもフジドリームエアラインズのフライトを利用する楽しみのひとつです。

定期便の便数

中部 (セントレア) 発－福岡行きの直行便
ANA (全日空) ：6便、スターフライヤー：3便、アイベックスエアラインズ (IBEX) ：1便、ジェットスタージャパン：3～4便
小牧発－福岡行きの直行便
フジドリームエアラインズ (FDA) ：5便

名古屋と福岡の大都市圏を結ぶ路線ということもあり、便数が多く設定されています。2018年冬ダイヤよりアイベックスエアラインズ (IBEX) が名古屋－福岡線に7か月ぶりに運航を再開し、1日1往復しています。スターフライヤーとIBEXはANAとコードシェア提携をしているため、ANA便名でも航空券を利用できます。ジェットスターでは旅客の増える週末に増便し、1日最大4便を運航します。また小牧－福岡線はフジドリームエアラインズ の単独運航です。

直行便以外のアクセスルート

名古屋－福岡行きのフライトは、直行便を利用するのが一般的です。小牧空港からフジドリームエアラインズを利用し、高知空港・出雲空港でJAL便 (J-AIR運航便) に乗り継いで、福岡へ向かうルートもありますが、直行便のほうが短時間かつリーズナブルに移動できます。

路線の概要・メリット

名古屋発－福岡行き航空券の相場
春～夏のレジャーシーズンは相場が高く、航空券の相場は片道20,000円前後までアップします。8月は旅客数が増えるものの年間を通してシーズナリティによる価格の変動はそれほど大きくなく、相場の安い秋～冬のシーズンは片道1万円前後で利用可能です。早期購入割引運賃を利用すれば最安で1万円以下の航空券もあります。LCCでは需要動向や便ごとの残席数によって運賃が変動するダイナミックプライシングを採用。週末や連休は運賃がアップしますが、平日は片道5,000円以下の格安航空券を利用できます。

路線の特徴
名古屋・福岡はいずれも産業集積地域であり、旅行客だけでなく出張などビジネスユースの旅客も多い路線です。博多－名古屋間を新幹線で移動した場合の所要時間は約3時間20分。新幹線との競合路線でもありますが航空便のほうが移動時間も短く、LCCの参入や早期購入割引運賃によって格安航空券の利用機会が増えたことから、飛行機を利用するメリットの多い路線です。

発着空港の概要

中部国際空港・小牧空港
中部国際 (セントレア) 空港は2005年に開港し、成田空港・関西国際空港と並ぶ国際拠点空港として位置づけられています。国内線は19路線が就航し、ジェットスタージャパン、エアアジアジャパンのLCC2社が中部国際空港を拠点空港と位置づけ各地へ路線ネットワークを展開しています。2019年には新ターミナルも完成予定で、国内線・国際線間の乗り継ぎもさらにスムーズです。空港施設の利便性において利用者の満足度が高くスカイトラックス (Skytrax) よりThe World's Best Regional Airportに選定されています。
小牧空港にはフジドリームエアラインズ (FDA) が就航。LCCの乗り入れはなく、福岡－小牧線を含む国内9路線の定期便が発着しています。名古屋市北部に位置し、名古屋中心部からバスで約20～30分で移動できるほか、県外からのアクセスも便利です。

福岡空港
福岡空港は九州最大規模の空港で、季節運航も含めると国内線28路線・国際線21路線が就航しています。年間旅客数は約2,400万人を超え、国内の空港では羽田・成田・関西についで多くの人に利用されています。国内の主要都市と福岡を結ぶ路線のほか、長崎・鹿児島・沖縄の離島路線が多いのも特徴です。国内線ターミナルは改修工事が進められ、全面リニューアルオープンは2020年の予定です。従来3つに分かれていた旅客ターミナルが1つに集約され、出発・到着時の利便性がアップします。フードコートや一部の商業施設は先行してオープンしています。旅客ターミナルの地下に市営地下鉄福岡空港駅があり、市内各地への交通アクセスも便利です。

市内中心部－空港間のアクセス方法

中部国際空港
中部国際 (セントレア) 空港は名古屋駅より名鉄ミュースカイを利用した場合、最短28分で空港に到着します。途中名鉄金山駅・神宮前駅からも乗車可能で、名古屋市内からのアクセスも便利です。空港バスの路線も多く名古屋駅 (名鉄バスセンター) ・栄をはじめ、藤が丘行きの路線もあり長久手方面にも移動できます。また土日や祝日にはレゴランド®・ジャパン・リゾート行きの直通バスも運行しています。豊田市駅・岡崎駅・知立駅など愛知県東部方面行きのバスもあり、空港までの所要時間は1時間15分前後です。また三重県・津 (なぎさまち) から伊勢湾を横断する高速船も運航し、空港までは約45分で到着します。

小牧空港
名古屋市中心部から小牧空港 (県営名古屋空港) までの主な交通手段は、空港バス・タクシー・車です。空港バスを利用した場合、名古屋駅 (ミッドランドスクエア前・名鉄バスセンター) をはじめ、栄 (オアシス21) から約20～35分で空港に到着します。名鉄西春駅 (北名古屋市) 、JR勝川駅 (春日井市) からもバスで約20分です。空港駐車場の収容台数は1,350台で、名古屋中心部のほか愛知県内豊田・豊橋、岐阜 (大垣) ・長野・三重 (四日市) からも高速でアクセス可能です。そのほかタクシーやレンタカーも利用できます。

福岡空港
福岡空港は市街地に立地しているため、市内中心部に近くアクセス便利です。空港ターミナルの地下に市営地下鉄の駅があり、博多駅までは5分 (2駅) 、天神駅までは11分 (5駅) で移動可能。博多駅からは新幹線や在来線に乗り換えられます。天神駅から西鉄福岡駅に乗り換えれば久留米・大牟田・大宰府までアクセスできます。ヤフオクドームやキャナルシティ博多、大濠公園といったレジャースポットには空港から路線バスが運行。佐賀方面 (唐津・伊万里) 、大分日田方面への高速バスもあります。

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