大阪発→新潟行き飛行機・格安航空券・LCC

JALは伊丹空港を拠点とするリージョナルエアラインのJ-AIRが運航しています。機材は全便エンブラエル190で、小型機ながらも天井が高いので圧迫感がなく広々したキャビンです。座席にはユニバーサルPC電源がセットされ、スマートフォンの充電もできます。ANAは時間帯によって機材が異なりますが、プレミアムクラスが利用可能な便もあります。アイベックスエアラインズは普通席のみですが、通路を挟んで2席ずつの座席配置。窓側・通路側のいずれか好きなほうを選択できます。

関西国際空港 (KIX) －新潟空港 (KIJ) まで直行便を就航する主な航空会社・LCC

ピーチ (peach)

ピーチは2018年3月より新潟－関西線を新規に開設しました。日本のLCCとして初めて新潟路線を就航し、関西地方からのレジャー客だけでなくアジアからのインバウンド訪日客の利用も増加傾向にあります。機内での手荷物収納による混雑緩和を目的としてLCC各社で機内持ち込み手荷物の規定が定められています。1人あたり荷物個数は2個まで、質量は合計7kgまで、荷物サイズは縦横高さの3辺合計が115㎝以内です。この規定は、身の回りの品を含めた荷物すべてに該当するので、重量オーバーにならないように注意しましょう。

定期便の便数

伊丹発－新潟行きの直行便　JAL (日本航空) ：4便、ANA (全日空) ：4便、アイベックスエアラインズ (IBEX) ：2便
関西発－新潟行きの直行便　ピーチ (peach) ：1便

伊丹発は1日10便、関西発は1日1便のダイヤ編成です。新潟空港から直行便が就航していない全国の主要都市からも伊丹・関西国際空港で乗り継げます。ピーチはお昼の時間帯のフライトで、観光やビジネスにも便利。アイベックスエアラインズの運航便はコードシェア提携によりANA便名でも予約可能で、空港でもANAの自動チェックイン機を使用できます。

直行便以外のアクセスルート

大阪発－新潟行きのフライトは直行便を利用するのが一般的です。新潟空港発着の定期便は大阪 (伊丹・関西) のほか、新千歳・成田・名古屋・福岡・沖縄の8都市。他の空港を経由する場合は乗り継ぎ時間も含めると移動時間が長くなるため、スケジュールや費用面で直行便を利用するほうがリーズナブルです。

路線の概要・メリット

大阪発－新潟行き航空券の相場
大阪発－新潟行きの航空券は、シーズナリティによる価格差はそれほど大きくありません。夏高冬安の傾向にあり、春～夏にかけての航空券は片道12,000円前後が相場です。早期購入割引運賃が適用される期間内であれば、秋～冬は片道1万円以下の航空券も利用可能。LCCのフライトは需要動向によって価格が変動するため、旅行やレジャーで混雑する週末はやや価格がアップするものの平日のフライトは3,000円以下の格安航空券もあります。

路線の特徴
新潟は北陸地方における経済・産業の中心地でもあることから、平日は関西圏からの出張利用客が多い路線です。新幹線の場合は東京を経由する必要があり、鉄道や高速バスは移動に時間がかかるため、航空便を利用するメリットが多い路線といえます。県内には観光地や温泉なども多く、LCCの就航により週末や連休を利用した旅行需要の増加も期待され、関西国際空港経由のインバウンド訪日客の旅行者も増えそうです。

(2024年5月時点の情報)

発着空港の概要

伊丹空港・関西国際空港
伊丹空港 (大阪国際空港) ・関西国際空港は、神戸空港とともに関西三空港として位置づけられ、空港民営化により一体的な運営が行われています。伊丹空港は大阪市内から近い場所にある都市型エアポートです。国内線33路線の定期便が発着し、全国各地から大阪への出張利用客が多いのが特徴。空港は2020年の全面リニューアルにされ、旅客ターミナルはよりスタイリッシュな雰囲気になりました。出発・到着口ともスムーズな動線の確保により、利便性が向上しています。関西国際空港は2023年12月に国際線出発エリアオープンしました。今後2025年グランドオープン、2026年国際線南北商業エリア拡張予定です。完全24時間運用が可能な空港で深夜や早朝のフライトも多く、国内線・国際線間の乗り継ぎもスムーズです。

新潟空港
新潟空港は日本海側における拠点空港のひとつで、北陸地方の観光やビジネスにおいて重要な地方空港です。年間旅客数は100万人を超え、新潟市中心部まで比較的近いことから新幹線や在来線に乗り継ぐことにより、上信越の各方面へのアクセスも便利。国内線は新千歳・成田・中部・小牧・伊丹・関西・福岡・沖縄の8路線で定期便が運航しています。成田線・関西線の開設により、首都圏・関西圏へのアクセスが大幅に向上しました。国際線はソウル・上海・ハルビンのほか、ハバロフスク、ウラジオストクといったロシア極東都市にも夏季のみ季節運航便が利用できます。空港ターミナル3階にはエアリウムラウンジがあり、リラクゼーション施設も営業しているので到着後のリフレッシュにもおすすめです。

市内中心部－空港間のアクセス方法

伊丹空港
伊丹空港は大阪市から約12kmに位置し、市内中心部からの主な交通手段はモノレール・鉄道・空港リムジンバス・タクシーです。阪急宝塚線蛍池駅で大阪モノレールに乗り換えれば、大阪空港駅までは1駅約3分という近さで、モノレール駅から空港ターミナルまでは連絡通路でつながっています。大阪市内の主要スポットをはじめ、神戸 (三宮) ・京都からは空港リムジンバスが運行。大阪駅前 (梅田) 周辺のホテルやなんば・あべの橋 (天王寺駅) ・近鉄上本町からの直通バスも利用可能です。また距離や時間を気にすることなく固定料金で利用可能な定額制タクシー (事前予約制) なら、自宅や会社から空港までドアツードアで移動できます。

関西国際空港
関西国際空港は、旅客ターミナルの正面にあるエアロプラザと南海・JRの関西空港駅が連結し、大阪や京都方面からのアクセスが便利です。南海ラピートαを利用すると、なんばから約34分、堺から約27分で空港に到着。JR特急はるかの場合は、新幹線停車駅でもある新大阪駅から約50分、京都駅から約75分で移動可能です。出発便で関空を利用する場合、鉄道は定時性が高いことから多くの人に利用されています。空港リムジンバスも路線が多く、空港周辺のホテルをはじめ、大阪駅前・心斎橋・近鉄上本町・なんば (OCAT) 、あべのハルカス (天王寺) から空港行きの直通バスが運行。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™からもバスを利用できます。海上空港の特性をいかし神戸空港と関西空港間を約30分で結ぶ高速船が運航し、深夜・早朝便の場合も利用可能です。

新潟空港
新潟空港は新潟市内中心部から近い立地条件にあり、空港から新潟駅に連絡バスが運行しています。リムジンバスなら約25分、路線バスなら約35分で新潟駅に到着。上越方面 (直江津駅・高田駅・上越インター富岡) へは乗合ジャンボタクシー (事前予約制) も利用できます。また新潟空港と佐渡汽船ターミナルを約25分で結ぶ新潟空港ミニライナーも運行。車を利用する場合は、日本海東北自動車道・新潟空港ICが最寄りのICで空港からは約10分という近さです。高速を利用すれば、会津若松市内まで約1時間30分、長野市や前橋市内まで約2時間30分で移動できます。到着ロビーにはレンタカーカウンターもあり、事前予約をすれば最寄りの営業所までの送迎もスムーズです。